Freeze egg
女性の生き方を支える新しい選択肢。
自分らしい人生を選ぶために、日本でも卵子凍結を選択される方が多くなっています。
卵子凍結を
女性の新しい選択肢に
理事長
健康な女性であっても、年齢を重ねると、卵子の数は減り、卵子の質は低下します。
妊娠がしづらくなる前に、将来の妊娠に備えて、卵子を凍結保存しておくことを卵子凍結(社会的卵子凍結・ノンメディカル卵子凍結)といいます。
卵子凍結をご希望の方はまず
こちらの動画をご覧ください。
凍結個数の目標を論文から見てみる
何個の凍結で、どれくらい可能性があるかについて、よく質問を受けます。
ここに論文からのデータをまとめてみました。参照してみてください。
10個 | 20個 | 30個 | 40個 | |
---|---|---|---|---|
ドナー卵子 (平均28歳) |
80% | 94% | ||
34歳 | 75% | 91% | 95% | |
37歳 | 53% | 75% | 87% | 92% |
40歳 | 30% | 52% | 65% | 65% |
42歳 | 21% | 36% | 49% | 60% |
44歳 | 7% | 15% | 21% | 26% |
出典:Human Reproduction vol.32 No.4,2017,p853-859
このグラフは、各年齢の女性が、採れた成熟卵子の個数によって、少なくとも1人の赤ちゃんを得ることができる確率を示したものです。それぞれの線の色はグラフの右下にあるように女性の年齢を、横軸は採れた(または採れるであろう)成熟卵子の個数を、縦軸は1人の生児を得られる確率(%)を示しています。
グラフの見方について
例えば、38歳の女性であれば、緑色の線に注目します。そして20個程度は成熟卵子が採れたら(もしくは予想できれば)、横軸が20の時に緑色の線の縦軸が示す確率を見ます。すると、1人の赤ちゃんが得られる確率は約70%となるわけです。
注意しなければならないのは、これらのグラフはあくまでも予想なので、もっと少ない個数で妊娠する方もいますし、逆に多い個数が必要な方もいる、ということです。
初診〜凍結保存まで
将来ご使用時
みなさんの大切な卵子を凍結する際の、Labの清浄度は施設ごとに違います。
Kinoshitaの培養室は、一様流開放型クリーンシステムによりISOclass1クラスの清浄度を既に達成しております。
詳しくは当院HPの設備紹介をご覧ください。
全国で採卵を実施している施設は2020年のデータでは約601施設程度あります。
1000周期/年を超える施設は全国で119施設(19.8%)のみとなります。
2000周期/年を超える施設は全国で47施設(7.8%)のみとなります。
特に顕微授精を多く実施してきた当院のこの治療周期数が、初めて卵子凍結をする皆様に、数値としての安心材料になるのではないかと考えております。
卵子を安全に凍結・融解するためには、胚培養士のとても繊細で高度な技術が必要となります。
当院では培養部長を中心に、当院専門教育カリキュラムで合格している培養士が卵子を取り扱うことで、これが可能となります。
当院の培養士は技術評価数値として、ESHRE(ヨーロッパの国際学会)のKPI(国際的指標)と照らし合わせながら、自分の技術を数値評価されています。
多くの施設では卵子を1本の保存容器で【3個】凍結しています。
保存容器の本数に対して費用が発生するため、皆様にとっては多くの卵子を1本で凍結できた方が料金を抑えることができます。しかし、より多くの卵子を安全に凍結・融解していくことは、とても繊細で高い技術が必要になります。
国際的指標で評価されている当院の培養士だからこそ【4個/本】の凍結が安全に実施可能となります。
卵子が【4個】取れた場合…
採卵日、施設によってはカーテンで仕切られた簡易ベッドで術後休むことがあります。
当院ではデザイナーと共に、少しでも安らぎのある個室空間を考え、卵子凍結全ての方に個室をご用意致します。
施設内の写真はこちらよりご覧いただけます
わかりやすい
料金設定で
治療を開始できる
当院の卵子凍結プランでは、初診で「別途費用」は一切かかりません。採卵日まではセット料金のみとなります。クレジットカードもご利用可能です。
2回目以降の採卵が
必要でも治療が
受けやすい料金設定
卵巣機能が低い方の中には、1度の採卵で目標の卵子数が取れない方がおられます。その場合でもご安心いただくために、当院では2回目以降の採卵の場合、採卵までのセット料金が1回目よりも7万円安く受けて頂くことができます。
受診回数は
限りなく少なく
済むように設定
卵子凍結を考えておられる方の多くは、日々お仕事を忙しくされています。貴重な時間をなるべく奪わないよう、受診回数は限りなく少なく済むようにプランを組み立てています。
会計待ちの時間を短縮
診察後は
サッと
お帰りいただけます
セット料金を導入することにより会計での待ち時間を短縮し、診察後はなるべく早く帰りたいというご希望にお応えしています。
1ヶ月のスケジュールを
事前に決めて
治療できる
当院では治療スケジュールを1ヶ月単位で事前に決められるため、遠方からお越しの方でも安心です。すでに九州や関東からの超遠方のご夫婦が治療されているクリニックですので、スケジュール管理にも実績があります。
マイページから
いつでも
資料や動画を
確認できる
当院ではお一人おひとりに、ネットで見られる「マイページ」のアカウントをお渡しします。書類や動画など見たい時には、ご自身の携帯やパソコン端末からいつでもお好きな場所でご確認いただくことができます。
京都IVFクリニックの卵子凍結は、
わかりやすい料金設定で計画的に開始できます。
(1)月経中外来(卵巣刺激開始日) | 1回目セット料金:250,000円※ | |||
---|---|---|---|---|
成熟卵子数 | 1〜4個 | 5〜8個 | 9〜12個 | 13〜16個 |
(2)凍結結果報告外来 凍結卵子個数加算・凍結手技料金・保存料金 |
66,000〜 99,000円 |
165,000〜 198,000円 |
264,000〜 297,000円 |
363,000〜 396,000円 |
費用合計(1)+(2) (採卵〜卵子凍結保存) |
316,000〜 349,000円 |
415,000〜 448,000円 |
514,000〜 547,000円 |
613,000〜 646,000円 |
(1)月経中外来(卵巣刺激開始日) | 2回目以降セット料金:180,000円※ | |||
---|---|---|---|---|
成熟卵子数 | 1〜4個 | 5〜8個 | 9〜12個 | 13〜16個 |
(2)凍結結果報告外来 凍結卵子個数加算・凍結手技料金・保存料金 |
66,000〜 99,000円 |
165,000〜 198,000円 |
264,000〜 297,000円 |
363,000〜 396,000円 |
費用合計(1)+(2) (採卵〜卵子凍結保存) |
246,000〜 279,000円 |
345,000〜 378,000円 |
444,000〜 477,000円 |
543,000〜 576,000円 |
※セット料金に含まれる項目
以下の費用はすべてセット料金に含まれています。
セット料金に含まれない項目
セット料金とは別に下記費用が追加で必要な場合がございます。
※表示価格はすべて税込です。
卵巣刺激開始(セット料金支払い)後の中止の場合、セット料金の一部返金はできません。
ご説明、質問、同意書のお渡し、AMH採血(当院では当日採血結果をお伝えできます)、超音波検査を行います。
卵巣刺激開始(採卵できる卵子の数を増やしていきます)、
必要採血(感染症・末梢血検査)、注射指導を行います。
採卵のために卵巣を確認いたします。この診察は午前・午後どちらでも対応可能です。
採卵を行う日程を決定します。この診察は午前・午後どちらでも対応可能です。
この日のみ朝8時の受診が必要になります。
採卵後の状態確認と、採卵(または凍結)の結果をご説明します。
※卵巣機能、年齢、持病の関係などにより受診回数が短縮・延長することも十分に考えられます。
卵子凍結保存に関しての
ご注意事項(2023当院基準)
※上記当院の方針は、日本産科婦人科学会などの会告に従い、予告なしに変わる場合があります。
変更の際は当院HPでお知らせ致します。
卵子は生まれた時に作り出した卵子を保存しています。出生後、卵子は作ることはできません。
つまり、卵子は自分が年を重ねると共に老化していきます。
自分と卵子は同級生というイメージが必要です。
歳を重ねた分だけ30歳の時に排卵された卵子は、歳を重ねた分だけ20歳の卵子と比べて老化していることになります。
卵子は老化すると、受精しにくくなったり、妊娠率が下がったり、流産率が上がると言われています。
そのため、妊娠を希望するなら、若いうちに妊娠・出産をすることが望ましいのですが、結婚、妊娠、出産が思うように計画立てられるわけではありません。また、近年では女性の社会進出も進み、晩婚化・晩産化が顕著になっています。
また、日本での性教育の遅れは重大な社会的問題であると考えています。
日本における妊娠の知識は国際調査で18カ国中なんと17位です。※1
妊娠適齢期がいつまでなのかがはっきり知る機会もなく、いつの間にか適応期を過ぎてしまっていたという方も多くおられると思います。
2011年の厚生労働省の調査によると、日本の女性の平均初婚年齢は、29.0歳。
妊娠適齢期と言われる20代を過ぎた後に結婚・妊娠を迎える人が多くなっています。
このような、仕事やパートナー不在によって歳を重ねることで、妊娠適齢期を過ぎてしまい妊娠率が低くなることを「社会性不妊」と言います。
そうした中、年齢を重ねることでの妊娠率の低下、流産率の上昇を心配する女性が増え、若いうちに卵子を凍結保存しておく「社会的卵子凍結」が注目されるようになりました。
このような理由で、卵子凍結を利用し、出産に備える人が多くなっています。
凍結融解後の卵子の生存率は90~97%、受精率は71~79%、着床率17~41%、胚移植あたりの臨床妊娠率36~61%、融解卵子あたりの臨床妊娠率は4.5~12%と報告されており、※2
全ての卵子が生存可能、受精可能ではなく、全ての受精卵が妊娠できるわけではありません。
これは不妊治療・体外受精を実施する上で、必ずご理解頂かないといけないポイントです。
将来ご使用時
卵子凍結後、ご結婚またはパートナーができた場合は、
一度凍結した卵子を融解→顕微授精→受精確認→培養(5-6日間)→移植→移植以外の受精卵は今後の移植のために再度凍結保存を行います。
卵子を使用する場合にかかる料金
料金 | 内容 | |
---|---|---|
卵子融解 | 22,000円~ | 凍結容器1本あたり22,000円~ |
顕微授精 | 76,150円~ |
精子処理料金18,150円+顕微授精準備料金22,000円+顕微授精11,000円~+タイムラプス培養25,000円 ※顕微授精費用は1個あたり11,000円となり個数により変動します ※凍結精子を使用する場合は別途費用が必要となります ※その他、オプションを希望される場合、別途費用が必要となります(卵子活性やPICSI等) |
胚移植 | 143,000円~ |
融解後培養料金55,000円+移植料金88,000円 ※子宮内膜調整にかかるお薬の費用は、別途必要となります ※アシステッドハッチングは別途22,000円(実施の有無は融解後胚盤胞の状態で判断させていただきます) |
凍結 | 55,000円~ |
凍結容器1本あたり22,000円~+凍結保存料金ケーン1本あたり33,000円~ ※移植に用いなかった受精卵が胚盤胞に成長すれば凍結致します ※胚盤胞が得られなかったときには、凍結は中止となります |
移植時の詳しいスケジュールは、当院の体外受精セミナーをHPよりご予約ください。
移植希望の場合は月経中(月経2-3日目)にご来院頂き、一緒に計画を立てていきますので、その都度ご相談ください。
卵巣過剰刺激症候群とは、採卵で使用する誘発剤により卵胞が多く育つことで、卵巣が腫れることでの腹部膨満感、腹水や胸水がたまるなど多くの症状が出ることがあります。
当院では日頃から体外受精を専門的に実施しているため、重症化を防ぐ予防内服・点滴を行い、症状改善、事前対応が実施できる施設です。
※1(出典:Human Reproduction vol.28, 2013)
※2(出典:Fertility Steril 2013; 99: 37-43)
卵子凍結は自治体、お勤めの企業によっては不妊治療費助成制度の対象となる場合があります。
他府県の方を受け入れておりますので、ご自身がお住まいの都道府県の情報、お勤め企業の福利厚生を必ず確認しておいてください。
補助金、助成金を活用されて、治療に当たる方も多くいらっしゃいます。
理事長
卵子凍結初診・
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